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働き方は【見て盗め】から、【分からないなら聞く】の時代へシフトしている

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こんにちは!おすぴー(@osupiweb)です。

 

なんか、Twitterで金井さん(@meiem326)さんのこちらのツイート↓

 

リツイートさせてもらったら、おかげさまでインプレッション(ツイートが見られた回数)2万件、いいね数130件を超えました。

 

分からないことを分からないと聞く」は新入社員だけに大切ではなく、働く世代全てに大切なことだと思うんです。

 

社内コミュニケーションができないとお客様の分からないも聞け出せない

そもそも「分からないことが分からない」と聞けるのは本人の意識も大切ですが、
それ以上に会社の社内が聴きやすい雰囲気かどうかが重要です。

 

少なくともこんな雰囲気の会社では聞きづらいです↓

  • どの先輩社員も忙しいそうにしていて、オフィスに居ない
  • 会話がほとんどない(雑談すらも)
  • 見て盗んめスタンスが残っている
  • 「1回しか言わないよ」と言って教える人がいる

僕が新入社員でこんな会社に入ったら、まずその雰囲気にやられますねw

 

分からないことがある時に本人に聞ける能力が必要なのと同じくらい、
先輩社員たちは「聞きやすい雰囲気」を作るのも大事なんです。

  • フリーアドレスで席が決まっていない
  • 冗談を言い合える仲間がいる
  • 聞く時に「今、大丈夫ですか?」と言える環境がある
  • 仕事の振り返りができる環境がある

 

もちろん、自分の仕事に支障が出るほどオープンに構えている必要はないと思います。『話しやすい雰囲気」で自分も後輩も先輩も、誰もが分からないことを素直に分からないと聞ける職場であることが望ましいです。

 

Twitterでさけびん(@WSakebi)さんもこんなことを言ってます↓

 

聞き出す能力って、ほんとどんな場面でも必要で仕事の仕方とか営業の取り方とかを覚えるより先に習得・習慣化すべきです。

 

僕は今、webディレクターという職でwebサイトを作りたい、更新したいお客様とお話する機会があります。「こういうサイトを作りたい」「この部分を直したい」という要望をよく聞きます。

 

でも、相手の要望ばかりを聞いては単なる作業です。 

 

作業だけでいいなら、webディレクターという職は必要ありません。
ディレクターも営業もお客様と関わるほとんどの職業に「なぜなのか?」ということを聞ける能力が必要です。

  • なぜ、webサイトを作りたいのか?
  • なぜ、うちの製品なのか?
  • そもそも、本当に今必要なのか?

 

お客様が抱えている悩み・問題に対して聞くことを繰り返し、本音・本質を引き出すことがディレクターや営業などの仕事です。
つまり、売ることが仕事ではなく、聞くことが仕事なんです。

 

 

ただし、この聞く能力はそう簡単に身につくものではないと思います。
僕も実際にはまだまだ引き出せていません。

 

だからこそ、その第一歩として社内で聞けることを身につける。その為に聞く意識も持つことと、聞ける環境であることが大切なんです。

 

「見て盗め」は終わった。分からないことは聞く時代。

 フリーランスになる前、1年ほど製造の現場で働いていたことがあります。
作っていたのは紙の箱の抜き型。
詳しくはコチラ→https://www.m2-p.com/thomson

 

機械化が進まない業種で、大事な工程はほとんどが手作業でした。

 

いやゆる零細企業で従業は10人ちょっと、朝から終電まで作業をするというのが当たり前な会社でした。そこでは「見て盗め」という考え方が残っていて、仕事をちゃんと教えてもらったことはほとんどありません。

 

先輩、上司が作業しているところを横目で見ながら必死でやり方を覚える。
「分かりません」と聞いても「ここはこうやんだよ」という抽象的な教え方で、1つの仕事を覚えるのにかなり苦労しました。

 

製造の現場で求められるのは頭の良さではなく、技術と経験です。
とにかく数をこなして、作業の流れを体に染み込ませる。このことはものづくりをしていく上で大切なことです。

 

ただ、感覚で覚えて作業をしているので、人に伝えるということが難しいのです。
感覚と長年の勘が重視される業界なので見て盗めという風土が今も残っています。

 

この考え方が製造などの体で作業を覚える業界にも残っているのが、分からないを聞きづらい環境にしています。

 

「自分も教えてもらわずに、先輩の仕事のやり方を盗みながら仕事を覚えていったんだよ」はもう通用しなくなってきています。

 

受け身の分からないはダメ。積極的な分からないで聞け!

分からないから聞くということは大事なことではありますが、ただ聞いてそのやり方を実践しているだけでは聞いてる方もずっと受け身になったままです。

 

お客様とのセッションについては回数をこなす必要がありますが、作業ベースで覚える仕事はまず自分で調べて、実践してみることがより深い理解に繋がります。

分からないことがある→自分でやり方を調べる→その方法を試してみる
うまくいかない→分からないから聞いてみる

 

この自分で調べてやってみるという行動をすると、自分が何を分からないのか?が明確になってきます。多くの場合、分からないことがある人に「何が分からないの?」と質問を返すと「何が分からないのか、分からないです」と返ってきます。

 

ぶっちゃけるとそれでは聞かれる側も困ります。どこがどの様に分からないと明確な答えはできません。適当な答えをしても納得できないか、さらに分からない事態になります。

 

自分で調べて、実践してみるとある程度は自分が何が分からないかを理解でき、ある程度の仮説がたてられます。それをもって「〇〇が、こうだからああなるんですか?」と聞けると自分の理解も早くなります。

 

分からないをそのままにして、最終的に困るのは自分自身

自分の中で疑問に思っていることを、そのままに放置して仕事をしていっても最後に困るのは自分です。

 

ある程度、仕事がこなせる様になってくると周りもあなたの仕事を信頼し始め、教えることも少なくなります。キツい言い方をすると「今さら、教えなくてもできるでしょ」雰囲気になります。

 

こうなってきたら、分からないことがあってもかなり聞きづらくなりますw
今さらこんなこと聞いても大丈夫だろうか…
そんなことを考えてしまい、結局聞かずじまいで分からないことが解決しないままダラダラと先延ばしになってしまいます。

 

そして、いざその分からないことを仕事で頼まれた時にめちゃ困る状況に陥ります。
残酷ですが、「いやちょっと、分かりません。」は通らないです。
「なんで、今さら聞くの?」となります。この時の空気は最悪ですw

 

素直でありのままの自分で仕事をするために

分からないを聞くことは決して恥ずかしいことではないと思います。

今の自分を理解し、素直に分からないと告げられることはどんな仕事でも必要です。
素直でいられる人はガンガン仕事ができる様になって行きます。

 

分かったフリをして、中途半端な知識人を気取ってる人は結局のところ必要ありません。素直にありのままに分からないを晒け出せるちょっとおバカな人が、愛され、信頼されます。

 

分からないから、何でも聞けるというのは新人の特権でもあります。
どんどん使っていってください。

 

でわでわ。