web業界で大切なのは専門知識よりコミュニケーション力!!分からないことはだググればいい!
web業界で働いていると
「パソコンのこと詳しいんですか?」「専門学校行かれて勉強したんですか?」
とかよく聞かれます。
両方とも違います。
AppleのMacbookしか使ったことないです。大学は文系で歴史を学んでいたのでwebのことは全く知識すらなかったです。
もちろん、専門的な勉強をしてきたデザイナーさん、エンジニアさんもいます。パソコンやガジェットが好きで仕事が趣味の延長なのか、趣味が仕事の延長なのか分からない方もいますw
フリーランスになってwebを始めて約3年ほど経ちますが、web業界の基本は他の業種となんら変わりないんです。
PCすら持っていなかった僕がweb業界に入って教わったこと
高校時代ケータイは持っていましたが、両親からの制約でネットは使えませんでした。(理由はパケット代がかかるからw)家にもネットを使える環境はなく、どうしてもインターネットが必要な時にはネットカフェに行っていました。
大学でケータイのネットは解禁になったものの、文系だったので特にPCを必要とする環境にはいませんでした。(卒論も手書きのゼミだったのでw)
社会人になっても、PCをそこまで必要とする仕事には付いていなかったので現代の若者にしてはネットやwebと触れ合う時間は短かった方だと思います。
実際に初めて自分のPCを買ったのは、フリーランスになるちょっと前ですw
最初はwebの知識・スキルだけを求めていました。
SEO対策、アナリティクス、UIデザイン。
分からない単語が出てくればGoogleで検索し、頭の中に詰め込む。
とにかく、webに詳しくなければならない!
そう思い込んでいました。
ただ、それでは自己満でしかありません。サイトに限らず何かを作るということはその先にいるお客様の立場になって考えて作っていくことが大切です。
web制作会社に入って僕はそのことを痛感しました。
必要なのは知識・スキルよりも相手の立場になって「感じとる」こと
webの仕事と言っても、
— おすぴー⌘変態フリーランス社員 (@osupiweb) 2018年7月7日
【作る側】
デザイナー
コーダー
プログラマー(エンジニア)
【聞く側】
ディレクター
プロデューサー
などに分かれる。
作る側に求められるのはスキルで、
聞く側に求められるのはヒアリング。
両方に求められるのはサイトを見る側の視点。
知識はあとからついてくる。
もし、これから全く別の業界からwebに転身したいと思っている人がいたら、1つ言えることは専門的な知識はそこまで必要ないということです。
webとは言っても担当する仕事によって役職は分けられます。
大まかにざっと3つに分けると、
- webディレクター
- デザイナー
- エンジニア(プログラマー)
という感じに分けられます。(実際はもう少し細かく分けられます)
webディレクターとは、サイトを作る時の監督のようなものです。
サイトを作りたいお客様の要望をヒアリングし、デザイナー・エンジニアと打ち合わせをして制作までのスケジュール管理をするのが主な仕事です。
会社の規模によってはwebディレクターが営業をしたり、企画書・取材などを兼務することもあります。
webディレクターに求められるのは専門的な知識よりもクライアントのニーズを引き出させるコミュニケーション力(ヒアリング能力)です。
サイトを作りたい人は、肌感覚で「こんな感じのサイトを作りたいなぁ」と思ってる場合が多いです。ただそれを、言葉にして伝えることがなかなか難しいことです。
中途半端にwebに対する知識を持っていて、専門用語ばかり使ってしまうと相手はさらに混乱してしまいます。大切なのは相手の立場になってイメージすることです。
クライアントがどんなことに困っていて、何が分からないのか?を感じとり、それを解決できるような提案をできることがwebディレクターに求められることです。
そういう意味では専門知識の無い方が、より相手の立場になった提案がしやすいかもしれません。
そして、この感じとる能力はwebディレクターのみならずデザイナー、エンジニアにも必要になります。
webディレクターに対して、この2つの役職はクライアントと話す機会はほとんどありません。webディレクターがヒアリングしてきた内容を元にデザインを制作し、サイトとしての機能を追加していきます。
つまり、ヒアリングの情報だけでクライアントの要望をイメージしそれを表現していくことになりますので、webディレクターとのコミュニケーションが重要になってきます。
強いて言うのであればクライアントの要望だけでサイトを作るのではなく、一般のユーザー目線も含めて見やすく、使いやすいサイトを作っていくいきます。
だからこそ、意見を交わし合い時にはクライアントの要望にはない提案をしていきながらサイトを制作していくことが大切です。
専門知識はGooleで検索すれば十分
ぶっちゃけ、webの専門的なことは検索すれば大体出てきます。
覚えた専門知識をクライアントとのセッションの中で、どうわかりやすく伝えていくかが大切です。
これはweb業界に限った話ではありません。
ネットが進化して、誰とでも気軽に繋がれる時代になった今だからこそ、コミュニケーション力は大切なものとなってきているのです。