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【京都〜名古屋】20kmと30kmの大きな壁。曲がりくねった道より真っ直ぐの道の方がよっぽどツライ…

 

ども。ども。

 

前回の続きにはなりますが 、

 

blackspider-playboy-cool.hatenablog.com

 京都〜名古屋までを気ままに歩いてみた時の、後半戦。

三重の四日市市から愛知までの道のりで気づいたこと、

今回歩いてみてのまとめをしていこうと思います。

 

草津でのんびりしてたら危うく電車乗り過ごすところだった

滋賀の草津に到着し、休憩も兼ねて昼飯を食えるところを探しプラプラ…

なんだかんだ行って初めて滋賀に来たので、

何か名物を食べようかとも考えましたが…

 

滋賀=名物はなに⁉︎

レベルなので…何が有名かも分からず。

そして意外にも駅の周りにご飯屋さんが少なく…

昼営業していた鉄板焼きのお店で、

「丹羽鶏の南蛮チキン」的なやつをいただきました!

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しかしながら、これが美味!!

そして、ご飯おかわり自由!!

腹減ってるから箸が止まらないとはこのこと。

 

憎らしいくらい、うまいお昼を堪能しながら電車の時間を確認すると

 

草津駅四日市市までの電車

12時57分発(確か…)

その時の時刻

12時47分

 

まだ休みたい欲求&足の疲労から一本あとの電車調べる

13時57分

 

食べる箸止まる…

目ぇ丸くなる…

きっと疲れのせいだと思う…

 

現実に引き戻される…

焦る…

ご飯かきこむ…

お勘定の時、「ごちそうさまでした」言う…

 

ダッシュする…

切符買う…

電車乗り込む…

 

という一連の流れにかかった時間 約5分。

人間やればできると草津で改めて知ることになりました。

 

おかげさまで、電車の中では結構な爆睡。

速攻で寝落ちし、着いたら目的の駅。

 

というこの旅一番、時間を有効に使えた気がします。

 

京都・滋賀より三重の方が暑いって何!?(・_・;?

とまぁ、そんなこんなで何とか無事に三重県四日市市に到着。

滋賀に引き続き、四日市市も初上陸でした。

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しかしながら、とにかく暑かった!

京都から滋賀の草津へ向かう道のりでは、

いい具合に雲がかかり、日差し少なめで暑くもなく、

気持ちよく歩けました…が、

 

同じ日本でここまで天気が違うのか!

と思えるくらい、三重の四日市市は晴れ渡り、

かんかん照りの中、JR四日市市駅をスタートしました。

 

ここからの道のりは、高低差もほとんどなく、

京都出発とは違い海側をひたすら北上して名古屋を目指す道のり。

 

距離的にはやく30kmちょっと。

電車の中での休憩&爆睡が功を奏したのか、

脚の痛みも和らぎ、暑い中ではありましたが順調に歩を進めて行きました。

 

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名古屋まではほとんど一本道。

というよりとりあえず北を目指せば良かったので、

Google Mapにはほとんど頼らず、脇道を探索しながら、

四日市市を抜け、桑名市に入りました。

 

とは言っても、ここまでやく3時間ほど歩いていますが…

 

ここからがとにかくこの旅で一番キツかった…

 

真っ直ぐな道をひたすら歩く方が心が折れそうになる

 桑名から、愛知に入るためにはどうしても

橋を渡らなくてはいけません。

 

最初に渡ったのは「揖斐長良大橋」

国道23号の揖斐川長良川に掛かる全長1,003mほどの橋です。

 

この橋が視界に入った時は、テンションが上がりましたよ。

あとちょっとで愛知県に入る。帰ってこれた!!

という感じで。

そして、多くの場合は車を利用して通る橋を歩いて渡れる!

ということ。

 

しかしながら、とにかく渡りきるまでが長かった…

ひたすらまっすぐ、まっすぐ…

全長1,000mあるということは単純計算でも渡りきるまでに10分以上は

かかります。

 

これが同じ距離でも普通の道路なら、見ている景色は変わりますし

何より自分が少しずつでも進んでいる感覚がありました。

 

しかし、その時自分が歩いていたのは橋の上…

下は川、前を見ても後ろを見ても、同じようなまっすぐな道。

周りを見ても建物が遠くにあるため、

車や電車などで遠くの景色が変わらないのと一緒で、

ずーーーーーーーーっと同じ景色。

 

一歩ずつ前には進んでいるもの、進んでいる感覚にならず。

この旅で初めて、少しだけ心が折れそうになりました…

 

なんとか橋を渡りきり、普通の道路に入ったものの、

恐らく歩く人などほとんど居ないのでしょう…

歩道はあるものの、腰や肩の位置まで伸びた草が生え、荒れ放題。

 

草をわけつつ進んでいくと、二つ目の橋「木曽川橋」が視界に。

「ここさえ渡りきれば!」

実際、その時自分がどの辺りを歩いているのかよく把握しないまま、

橋の上をてくてくと。

 

日が暮れてくる中、橋の上から前方斜め左を見ると、

遠くながらも見慣れたビル群が…

「あれって名古屋じゃない?名古屋駅のあたりじゃない?」

 

この旅で一番辛かった橋渡りが、一番嬉しい瞬間に変わりました!

 

京都からスタートした時は、本当に名古屋まで行けるのか?

ゴールは分かっていてもそこに近づいている実感はあまり無く、

ただひたすらに歩く。

 

東海三県の一つである三重に入っても、愛知までの道のりは

予想以上に遠く…

脚もところどころ痛くなり始め…

愛知まで辿り着けるか?という疑問が出始めたころのことだったので

1人で歩きながら…

「あれ、名古屋じゃない?ねえ!名古屋じゃない?」

を5回ほど連呼してました笑

 

不思議なもので、ゴールが明確になるとより一層頑張れるもの。

痛みも忘れて歩く脚にも力が入りました。

 

そして、18時47分。

ついに愛知県入りを達成しました!!

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朝、京都を出発してから約11時間ちょっと、

何とか、何とかという感じでした。

 

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 インカメラ壊れてるので、自分と看板が入った写真を撮るのめっちゃ苦労した。

 

Facebookの投稿では一応この愛知県入りを締めとしておりましたが、

実際はこの後も2時間ほど歩き、

名古屋市港区の手前、飛鳥町にてゴールとしました。

 

歩いた総距離は約50km弱。

足が棒になるとはこのことか…と久しぶりに感じました。

 

「意味がないこと」も無駄にはならない!

最後に今回の旅の総まとめ。

 

前回の投稿で旅に至った経緯は説明しましたが、

ではわざわざ歩く旅をした「意味」となると、それは正直分かりません。

というか意味なんて今考えると無かったような気もします。

 

だって普通に考えて、効率や時間の使い方などの観点から考えると

車で2時間あれば辿り着ける距離(今回で言うと50km)を

その6倍近くの時間をかけて歩く意味も必要も無いのですから。

 

正直言えば、歩いている中で僕自身も

「何してるんだろうなぁ、俺」

「何で歩いているんだろう…」と考えることは何度もありました。

 

なので、「何で、歩いたの?」と聞かれても

明確な答えは今の自分では持っていません。

 

ただ言えることは「意味のないこと」でも決して

「無駄にはならない」と言うことだと思います。

 

例えば、話のネタになります。笑

少しだけ痩せます。

そして、自分で決めたことを自分の力で成し遂げられた

達成感が少なからず自分の自信へと繋がります。

 

どんな些細なことでも、経験値となり自分に蓄積されていきます。

 

意味のないことであっても、続けて行けば

いずれはその続けること自体にも意味は出てくるはずです。

 

すでに11月に関東方面へ行く計画も立てています。

 

最後になりますが、

改めてFacebookでいいね、応援コメントをくれた皆さん。

皆さんの支えあってこそできたゴールです。

本当にありがとうございました!!

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